理事長:金井利之、副理事長:前川さゆり、小泉秀樹

2018年8月の役員改選により、評議員による互選の結果、それぞれ理事長、副理事長が選任されました。

 

金井利之(東京大学教授)
金井利之(東京大学教授)

 

金井利之理事長あいさつ

 

 2018年8月25日に青森県青森市で開催された第32回自治体学会青森大会において、新たに選出された評議員があつまり、互選で理事長に選任されました。これから2年、よろしくお願い申し上げます。

 自治体学会は、全国各地の自治に関心のある者同士が集まって、様々な交流をし、活動をする場です。それゆえに、多くの方々の多様な思いを、議論して調整して行くことが重要です。また、高齢化の進行や、自治体における行政改革などによって、これまでの右肩上がりを前提にした組織運営を続けることも難しくなってきました。

こうしたなかで、ここ数年間は、自治体学会は色々な変革をしてきました。学会の組織運営を改善するために2015年8月に規約改正を行い、運営委員・三代表運営委員方式から、評議員・理事会(正副理事長・理事)方式に変更しました。また、効率的・機動的な事務局運営を目指して、学会事務所を移転するとともに、学会事務局を直営としてきました。前期(2016年期)より西村前理事長のもとで、自治体学会は新たな体制に移行することとなりました。今期(2018年期)の理事会としては、安定した自治体学会の運営を実現して参りたいと思います。

 現在、大会でも多くの会員が、公募を含めて発表するようになっています。近畿、東北、九州、東海などをはじめとして、各地でも活発な活動が続けられています。学会誌も充実した内容が編集され、さらに、査読付き公募論文も軌道に乗ってきました。学会賞も一定の存在感を持つようになってきました。また、各部会員への公募も進められ、多くの会員の参画のなかで学会が運営されています。他方で、学会の財務は予断を許さない状況を続けていますし、大会開催地の決定や大会運営のあり方、会員名簿の作成などの課題も残っています。今後も、魅力ある学会運営に向けて、理事会としても努力していかなければならないと思います。

 理事会と事務局だけで学会を運営することは、もとよりできません。実際には、企画、編集、研究支援、地域支援、総務の各部会員や、学会賞選考委員会などの委員会委員、さらに匿名査読者として、一丸となって支えてくれているメンバーが不可欠です。そして、なによりも第32回大会に参集してくださった会員の皆様方、さらには参集の適わなかった多くの会員の方々、全ての関係者の方々に感謝を申し上げるとともに、今後も宜しくご支援のほどを願い申し上げます。

 さらに、今回の第32回青森大会の準備でも、地元の県・市などの皆様方にも絶大な支援をいただきました。お礼の言葉もありません。自治体学会は、会員の努力だけでなく、全国の地域・自治体の方々に、大きく助けられています。2000年の分権改革から既に20年近くを経過していますが、分権改革の果実を実現することは簡単ではありません。そのようななかで、会員内外・自治体内外を跨いで、多くの自治に関心のある人が集う場として、自治体の将来展望を開くべく、努力する所存です。

 魅力ある自治体、魅力ある自治体学会へ向けて、会員の皆様方と一緒に努力を重ねていきたいと思います。今後とも、よろしくお願い申し上げます。